プロ直伝!Illustrator(イラレ)で写真の上の文字を読みやすくする6つのテクニック【脱初心者】

Illustratorを使ってチラシやポスターなどをデザインする際、写真(画像)の上に文字を重ねる場面が結構あります。ただ、それらを上手にレイアウトする方法については結構悩む人が多いのではないでしょうか。

特に初心者がよくやりがちなのが「文字が読めない(読みづらい)デザイン」です。

こういうやつです。

OMG

自分も経験があります。

上記は極端な例ですが、テキスト情報はしっかり読んでもらえて初めて意味があります。そのため読みやすさ(可読性といいます)を意識したデザインを心がけたいです。

この記事では「写真の上に重ねた文字を読みやすくするテクニック」をいくつか紹介します。しかしひとつひとつは難しいものではありません。

簡単で、しかも効果的。

Illustratorの扱いに慣れていなくても気軽に実践することができます。もちろん実際に自分が仕事でよく使うテクニックばかりなので、これからデザインをはじめる方にとっても、現場ですぐに役立つテクニックです。

  • 新人デザイナー
  • これからデザインを始めたい超初心者
  • チラシの作成を頼まれてレイアウトに困っている
  • こなれたデザインを作れるようになりたい

以上のような方に向けて書いています。

初心者の方でもすぐに使えるものばかりなので、是非一緒に試してみてください。これさえ覚えればチラシやポスター、ブログのアイキャッチなどに活用することができますよ!

1.可読性を保てる場所にレイアウトする

まずはじめに考えるべきは「写真の邪魔をしないこと」です。特に画像を背面全体に使用する場合には、文字を置く位置によって全体の印象がかなり変わってくるので、注意が必要です。

基本的にはテキストを置いても邪魔にならない位置にレイアウトしていくのがセオリー。

sample2

上記のサンプルでは左下に広いスペースがあるので、ここに文字を配置すれば、読みやすいし、写真のイメージも邪魔しませんね。

OMG

これはかなりわかりやすいパターンですね

次に意識すべきは【文字の読みやすさ】です。下のサンプルのように明るい場所と暗い場所が混在している場所には文字をそのまま入れるのは難しくなります。

sample1

モデル正面の金網の部分に明るい所と暗い所が混在しているのがわかります。こういうところに文字を乗せると失敗しやすいので注意です。

この場合はモデルの背後の暗い部分に文字を入れるのがベターです。

POINT
  • 写真の邪魔にならない場所を探す
  • 明るい所と暗い所が混在していない場所に文字を配置する

以上は「加工しないテキスト」をそのまま重ねたパターンで、最もベーシックな考え方です。

OMG

ここからは文字や背面のオブジェクトを加工していく方法を紹介します。



2.長いテキストはボックスの中に配置

写真の上に配置するのはキャッチコピーのように大きくて短いテキストではなく、長文の場合もあります。先ほどの例のようにテキストが置けそうなスペースがない場合はボックスを作ってその中に配置する方法がおすすめ。

左側にテキストを入れてみましたが少し読みづらいと感じます。そこでブルーのボックスを配置してその上のテキストをレイアウトしました。

これでかなり文字は読みやすくなりましたね。しかしデメリットとして、ボックスを重ねた部分は写真が完全に見えなくなってしまうため、使用する画像によっては違和感が出てしまうことがあります。

OMG

一手間加えるとグッと良くなりますよ!

応用編:ボックスを透過させる

上のデザインにもう一工夫するならボックスの透過がおすすめです。

ブルーのボックスを選択→透明ウィンドウから透明度を変更できます。

 

完成形がこちらです。

OMG

背面の写真が少し透けて、一体感のあるデザインになりましたね!

テキストの可読性も考慮しつつ、ベストな透明度を探っていきましょう。

POINT
小さい文字をレイアウトする場合はデザイン性はもちろん、読みやすさへの配慮が不可欠です



3.写真を暗くする

文字を読みやすくするために、画像そのものを暗くする方法も効果的です。画像を直接編集するならPhotoshopでやったほうが細かく調整できますが、Illustrator上でも簡単に画像を暗くすることが可能です。

手順1
[編集]→[カラーを編集]→[グレースケールに変換]を選択

手順2
[編集]→[カラーを編集]→[カラーバランス調整]

手順3
ブラックの%を上げる

これで簡単に写真の暗さを調整できます。

さらにカラーモードをRGBに変換してカラーを調整すれば・・・


モノクロだけでなく好みの色に変更することも可能です。

OMG

簡単でしょう??
MEMO
画像自体の明るさを落としたり色を変えると文字が読みやすくなります。

応用編:乗算でグラデーションを重ねる

写真の色を変える際にカラーバランスで調整するほかに透明メニューの「乗算」を使った方法も合わせて紹介します。

OMG

簡単かつ効果抜群です!
手順1
写真全体を覆う形でオブジェクトを配置

手順2
オブジェクトをお好みのグラデーションカラーに

こんな感じになります。

手順3
グラデーションのオブジェクトを選択→透明パレットで【通常】→【乗算】に変更

完成です。

OMG

よき。

可読性を損なうことなく印象的なグラデーションをかける事ができました。また、乗算で重ねたオブジェクトを選択すればいつでも色を変えることができます。

見た目もきれいなので個人的にはおすすめの方法です。

MEMO
乗算で重ねるグラデーションは濃い色のほうがより効果を得られやすいです。



4.写真をぼかす

写真全体をぼかせばテキストの可読性を上げることができます。ただ、ぼかしすぎると何の写真かわからなくなってしまうので注意が必要。

写真が主役になっているデザインの場合には向かないので、このテクニックも使う場面を見誤らないように注意したいです。

サンプルはこちらです。文字が後ろの写真と同化してしまっている印象を受けます。

手順1
写真を選択し、効果メニューから【ぼかし(ガウス)】を選択

手順2
ぼかしの大きさを指定

ぼかしの度合いをpixelで指定します。

OMG

背面の画像をぼかすことで、テキストを際立たせることができました。

5.文字にドロップシャドウをかける

文字に影をつける「ドロップシャドウ」も、手軽なテクニックの一つです。

上のサンプルのテキストを選択したとき、[アピアランス]はこのようになっています

OMG

ここに【ドロップシャドウ】という効果を新たに追加します
手順1
テキストを選択した状態で、アピアランスウインドウから【新規効果を追加】を選択

【fx】のマークをクリックします

手順2
スタイライズ→ドロップシャドウを選択

手順3
シャドウの濃さ、距離、ぼかしの大きさを指定

今回はこのような数値にしました。あまり数値を大きくしすぎない方が効果的です。

 

テキストにドロップシャドウと呼ばれる影をつけることができました。

テキストのアピアランスはこのようになっています。

ドロップシャドウが追加されている

MEMO
アピアランスをクリックすればいつでもドロップシャドウの数値を編集できます

あまりやりすぎると野暮ったくなるので、自然な感じに仕上げましょう。

6.アピアランスで文字に線(フチ)をつける

とにかくテキストを目立たせたいなら文字にフチ取りをつけてしまうのもおすすめ。

上で紹介したアピアランス効果は重ねがけすることが可能です。

かなりコテコテなデザインになるので使いどころは限られますが、文字を目立たせる効果は大きいです。

サンプルはこちら。雪景色に白い文字が完全に隠れてしまっています。

手順1
一旦テキストを透明にします(塗り、線ともにともに「なし」を選択)

テキストを選択した状態で右下の〼マークをクリック。これで塗り・線ともに透明になります

手順2
ウインドウ→アピアランスを開きます

アピアランスウインドウが開きます

手順3
アピアランスウインドウ下の「新規塗りを追加」「新規線を追加」をクリック

丸で囲んだ2つの四角をそれぞれ1回ずつクリックすると下記のようになります

手順4
線の「角の形状」を【ラウンド結合】に

角が少し丸くなっていい感じに仕上がります

手順5
線と塗りを任意のカラー・太さに変更します

線の太さもこのときに変更します(20ptにしました)

手順6
アピアランスパネルで塗りが上に来るように調整

アピアランスの順序はレイヤー構造を表しているので、上下関係がそのまま見た目に反映されます。

この場合は塗りのアピアランスが上に来るようにドラッグして入れ替えます

完成です。


アピアランスウインドウからさらに下に別の色の線を追加したり

※最下層に新たに40ptの線を追加

線だけにドロップシャドウをかけることもできます。

※線のアピアランスのみを選択した状態でドロップシャドウを追加

かなり応用が効くテクニックなので、アピアランスの編集のやり方は覚えておいて損はないです!



応用編:フチをアピアランスでぼかして自然に

アピアランスで作ったフチをぼかせば、自然に背景となじんでくれるのできれいな仕上がりになります。

太い縁取りと相性の悪い細いフォントや、明朝体などにも使えるため、すっきり上品なデザインにしたい場合はオススメです。

サンプルです。背景の横断歩道でまったく文字が読めません。

手順1
アピアランスで塗りと線それぞれに色をつけます

やり方は上記と全く同じです

手順2
線のアピアランスをクリックした状態で【新規効果を追加】をクリック

手順3
メニューから【ぼかし(ガウス)】を選択

手順4
ぼかしの範囲をpixelで指定

数値が大きいほどぼかし具合も大きくなります。

完成です。ぼかした線にすることでより背景になじませたデザインになりましたね!

アピアランスはこういう状態になっています

線だけにぼかし(ガウス)の処理が適用されている

ぼかしの範囲を大きくすればふわっとぼかせますし、線自体を太くしてしまえばくっきりしたぼかしの線を入れることができます。

もちろん好きな色にいつでも変える事ができます。

こちらもかなり応用が効くテクニックなので、好みのぼかし方を研究してみましょう!

まとめと気をつけるポイント

写真の上に文字を重ねる基本的なテクニックを紹介してきました。これらを使えばかなりデザインのバリエーションが広がるのではなかと思います。最後に気をつけたいポイントについて触れておきます。

写真を邪魔しない配置を考える

個人的には極力ふち取りをつけたりドロップシャドウをつけたりしないのが理想だと考えています。テキストをうまく配置できるスペースがあればいいですが、必ずしもそうではないので、そのような場合は紹介したテクニックを使うと良いかと思います。

加工をやりすぎない(あくまで自然に)

デザインのテイストにもよりますが、フチ取りが太すぎたり、シャドウが濃すぎたりするのはデザイン全体の印象を悪くしてしまうおそれもあるので注意したいポイントです。
やりすぎず自然な感じに仕上げられるとかっこいいデザインになりますよ!

全体のデザインに合った加工方法を選ぶ

最後に「適材適所」です。選ぶフォントの種類や全体のデザインテイストによっては、違和感が出てしまう加工もあります。

たとえば特に細いフォントに太いフチとか。

OMG

こういうのは最悪ですね。100%ダサいです

それぞれに使いどころが変わってくるので、いろんなパターンを試してみて、ベストな方法を探してみてください。

主なポイントは以上です。あとはトライ&エラーで色々と試してみてくださいね!

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