今回はOMGがHDDをSSDにします
重くなったパソコンをSSDに交換して高速に!
パソコンが重くてしょうがないみたいなことはありませんか?ブログを始めてからというものパソコンの前で作業する時間がとても増えました。
が、しかしうちのパソコンめちゃくちゃ重くてどうしようもなかったんです。まあ10年近く使ってる古いやつなので仕方ない部分もあるのですが、それにしても遅すぎる!!
SSD換装前の起動時間
- 起動からネット接続まで・・・約3分あああああ
- AdobePhotoshop起動まで・・・約5分(!!!)←ヤバイ
フォトショなんかはフォントデータが山ほど入っているので絶望的に重いです。起動するたびに「フリーズしてるのかな?」ってなりますが、ちゃんと立ち上がります(ちゃんとではない)ブログを書こうにもレスポンスが遅いし、画像編集もままならないしという感じで、これまでやってきました。
そろそろガマンの限界。なんとかしたい・・・ということで、調べてみるとどうやらHDDがヘタってるのでは?という結論にいたりました。
HDDをSSDに換装して「早いパソコン」を実現しましょう。
というのが今回の趣旨です。できるだけ簡単に説明するので、皆さんもぜひ挑戦してみてください。一般的にパソコンの中をあけてパーツを交換するなんていう作業は、すごく難しそうとか、専門知識が必要なんじゃないかと思われがち。事実ぼくもそう考えていた一人です。なのでなるべく難しい専門用語はナシにして、ノリとバイブスでやっちゃいましょう(重要)。
HDDからSSDに交換する流れを解説
作業の流れはこんな感じです
- SSDを初期化(フォーマット)する
- 既存のHDDのクローンを作成する(丸ごとコピーする)
- パソコンのHDDを外してSSDに交換する
以上です。簡単そうです。
SSDとは?
本題に入る前にSSDって何なの?って話ですが、ザックリいうと「大事なデータがいっぱい入ってるやつ」です。OSから保存した写真や書類のデータが全部入ってます。
これまではHDD(ハードディスクドライブ)というものが一般的でした。これは名前くらいは聞いたことがあるかと思います。SSDはHDDよりも高速に読み書きができます。加えて、静音性にすぐれており発熱もしにくい。とけっこういい事ずくめな感じのものです。ただ、HDDに比べて値段が割高です。しかし価格も数年前に比べてずいぶん下がってきているようです。
HDDの寿命
基本的にHDDやSSDは消耗品であり、読み書きをし続けると徐々に性能が落ちてきます。一般的にHDDの寿命は4~5年程度とされていて、ある日突然HDDが死亡してデータが全部ぶっ飛ぶという最悪の事態も考えられます。
ですので、パソコンの動作が重くなったり、異常音などがする場合などは何らかの不調と考えてよいでしょう。
うちは幸い10年近く持ちこたえていたわけですがこの事実を知ったとき「そりゃ重くなるよな・・・」と思ってSSDに交換することにしたのでした。
必要なものを準備
まずは必要なパーツをそろえます。デスクトップ型パソコンの場合です。
- SSD本体(今使っているものよりも容量が大きいものもしくは同じもの)
- 3.5インチ変換ブラケット
- SATA3ケーブル
以上3点を購入しました。
SSD本体は525GBのものを用意。メーカーは数多くありますが、amazonで評価の高かったCrucial(クルーシャル)のものを使用しました。2万円弱です。
3.5インチ変換ブラケットですが、一般的なデスクトップパソコンのHDDの大きさが3.5インチに対して、標準的なSSDは2.5インチしかないので、パソコンの中に入れるときにサイズがあわないためこれに固定して3.5インチの大きさにします。
ケーブルは「SATA3.0」に対応しているもの。マザーボードと呼ばれるPC内の基盤とSSDを接続するものです。
SSDをフォーマット(初期化)する
まずは第一段階です。SSDを初期化してPCに認識させます。この作業は先日へそちゃ(id:hesocha)さんが記事にされていたのでこちらを参考にしました。ぶっちゃけ、ぼくの記事よりもはるかに詳しいので、参考にしてみてくださいw
パソコンの電源を落としてケースを開け、マザーボードとSSDをケーブルで接続。開けたまま作業していきます。だいたい中を開けるとホコリのおばけみたいなのがもりもり出てくるので、掃除しましょう。ホコリが溜まりすぎるとよくありません。
SSD内にクローンを作成。中身を丸ごとコピーする
フォーマットが終わったらクローンを作成します。クローンとは文字通りHDDの中身をそっくりそのままSSD内にコピーすることを言います。一部メーカーのSSDにはクローン作成用のソフトが同梱されているそうですが、フリーソフトでも可能です。
↑こちらのソフトを使用しました。
手順は元となるソース(HDD)を選択してターゲット(SSD)にクローンを作成という流れになります。データの容量にもよりますが、ぼくの場合は1時間ほどでクローンが完成。
公式のHPはこちら(日本語対応です)
中は意外とスカスカですが、ケーブルだらけでぶっちゃけよく分かりません。奥の壁にあるのがマザーボード。右の壁に張り付いているのがHDD、手前に出てるのがSSDになります。初期化からクローン作成までこの状態でOKです(電源をいれて普通に作業できます)
ブラケットを装着してHDDがあった場所に固定
クローンを作成したSSDはそっくりそのままHDDのデータが入っているので、ブラケットで3.5インチ幅にして、元々ついていたHDDと交換します。
裏側からネジでとめるとこんな様子です。
HDDはこういうシルバーのやつです。ネジで止まっていますのでここにSSDを装着したら作業は完了になります。おつかれさまでした。
結果こうなります
では実際にどれくらい早くなったのか計測してみます。
下記は書き込み/読み込みの速度を計測した値ですが、スコアがぐーんと上がりました!
くっそ早いです!!!(当社比)
起動からネット接続まで・・・53秒《換装前:約3分》
AdobePhotoshop起動まで・・・13秒(!!!)《換装前:約5分》
特にPhotoshopの起動が爆速になりとてもハッピーな気持ちに。データの処理スピードが格段に上がったので、ネットのブラウジングも非常に快適。控えめに言って全く別物のPCです。
もっと早くやってれば良かった
と100回ぐらい思いました。
Aobe社製の他のソフトもサクサク動きます。最高ですね。我が家ではAdobeCCコンプリートプランを導入しており、複数のソフトを同時に立ち上げたりするのですが、その際もSSD搭載のPCならストレスなく作業することができます。
高額なAdobeCCはを安く買う方法はこちら
最適なストレージ容量は?
PCのストレージ容量はどれくらいがベストなのでしょうか。個人的な話ですが、最近カメラをはじめたので高画質の写真を大量に撮るようになって、500GBでも「ちょっと不安だな」と感じることも増えてきました。このため予算の許す限り大き目の容量にしておくと何かと安心です。
500GBよりもストレージ容量2倍の1TBにした方が1GB当たりの価格は割安になります。この先長く使おうと考えている方は1TBモデルがおすすめ。大は小を兼ねます。またPC自体を買い替えてもSSDをケースに入れて外付けにしたり、新しいPCに転用することができますので、SSD本体が壊れない限り使い続けることができます。
2020年5月現在、CrucialのSSDは500GBで約8000円、1TBで約13000円となり1TBを購入した方がお得。もちろん性能はどちらも変わりませんので、今後のことを考えて大きめの容量を購入するのもアリですね。
注意点:事前にPCの中を要確認
当たり前ですが、PCの中の様子はメーカーによって大きく異なりますので、事前にHDDが取り外せるのか、SATAのコネクターの位置などは確認しておく必要があります。だいたいの感じは目視で確認できると思いますが、「PCの機種名 SSD交換」などで検索するとすでに交換した人の記事などが見つかるかもしません。
また、SSDをUSB接続してフォーマットやクローンの作業を行うこともできます。
その際はこういうものが別途必要です。
この中にSSDをセットするとUSB接続できるようになるので、PCの中を開けずに作業ができます。
まとめ
はじめてやった割には結構スムーズにできましたし、意外と簡単でした。自分の場合は古いPCでしたのでSSDの性能を100%出し切ることはできていないかもしれませんが、HDDのときと比べて飛躍的に快適になったので非常に満足です!やるまでのハードルが高いのは事実ですが、実際に行う作業としては難しくありません。PCはドライバー一本であけることができます。
目に見えて早くなるので大変オススメです!
実際にこの記事は換装後に書いていますが、画像処理はもちろんブラウザ上での記事作成もノンストレスで書けましたし、書き上げるまでのスピードもめちゃくちゃ上がりましたね!こういう時短はすごく価値があります。素晴らしい。
みなさんもぜひ挑戦してみてください!!
「ド素人がSSD換装やったらクッソ早いパソコンが完成しました!」っていうIQ低めの記事を書く予定です。
難しい専門用語を最小限にしたぼくみたいな童貞向けの記事です\(ö)/素人モノです!!— OMG?? (@omgoxorg) 2017年6月14日
メモリ(DRAM)増設も有効
SSDに換装すればPCの処理速度は上がりますが、メモリの容量を増やせばより快適なマシンになります。
メモリはパソコンの「机の広さ」を決めるもので、机が広いほど、複数のソフトを同時に開いて作業をすることができます。パソコンが重い、遅いと感じる、SSDに交換しても効果が見られない場合はメモリの増設も検討してみましょう。
今回使用したCrucial製のメモリも、ユーザーからの評価も高くおすすめです。
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コメント
コメント一覧 (9件)
はじめまして。換装おめでとうございます^ ^私も5年位前にSSD換装し出してからSSDでないPCはPCではないという感じで周りにもどんどん広めていってます
記事のSSDはフルスピードでは読み込みは倍くらいの速度が出る奴なのでPCが壊れて買い替えることになっても持っていけますねー。初めてのSSDとしてはクセのない良いものだと思います。という私も仕事で同じの使ってますがほぼ毎日酷使してもう4年ですが全然元気です^ ^
ではではー、突然お邪魔しましたー
gun534様
コメントありがとうございます!ケースを買えば外付けとしても使えるみたいなので、買って良かったです。自分で交換も初めてやってみましたが思った以上にスムーズにできました。長く使ってあげようと思います!
初めまして。PCはどこの物を使ってらっしゃるのでしょうか?
ぱっと見た感じ、FRONTIERっぽいですが。。。
私も起動からYahoo開くまで5分の2011モデルのdynabookにサムスンのSSDを素人ながらぶっこんだらメチャ速のノートPCに生まれ変わりました。買い替え費用10万円浮きました!
はじめまして、SSDについて検索してて流れ着きました。
自分の場合はオークションで中古pcに新品SSDをつけたのを
買いました。Core i3のデルのやつだっけかな。一万五千円
これが笑っちゃうほど爆速になってしまいました。起動だけでなく
重いソフト、アプリも瞬時に使えるのが良いですね。
コメントありがとうございます!ほんと露骨に早くなるので楽しいですよね!自分でやるのもやってみたらけっこう簡単で、いい経験になりました!
質問させてください
OSにWin10をインストールして使用しているPCのHDDのデータでSSDにクローンを作り,他のWin7をインストールしたPCのHDDとSSDとを換装して使用できるでしょうか?
西村様
返信が遅くなり申し訳ありません。
私自身そうした経験がないので明確なお答えはできかねますが、
やはりハードウエアとHDD(SSD)内に保存されるデータは紐付いているようです。
「引っ越しソフト」なるものが必要なようです。こちらのページが参考になるかと思います。
https://www.lifeboat.jp/blog2/?p=7328
今日は お世話になります。「HDDをSSDへ交換する」を検索していましたところ、丁寧な解説とコメント欄まである、こちらRe:new OMGmag様のブログサイトへ辿り着きました。 Win7・PcのHDDをSSDへ交換し、Win8.1のパッツケージ版CDを新たにインストールしようと思っています。 SSDを装着した場合の手順として、SSDをホーマットした後、Win8.1のCDを普段通り、挿入インストールしてよろしいでしょうか。 SSDへの交換の場合、色々と皆さんプロセスがおありなようで、お尋ねしています。 シニアの初心者です。 どなたか宜しくお願いいたします。