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「いらすとや」がどれだけ画期的なのか現役のデザイナーの立場で説明します

「いらすとや」についてはもはや説明はいりませんね。みなさんも一度くらいは使ったことがあるかと思います。商用フリーのイラスト配布サイトです。

で、今ちょっと話題になっていることがあります。「日本が『いらすとや』だらけになってる」というものです。

いつの間にか、日本が「いらすとや」だらけになってる(全文表示) – コラム – Jタウンネット 京都府

さらに一部では「単価の安いイラストレーターの仕事を奪いまくってる」「タダが当たり前になってしまうとイラストレーターがいなくなってしまう」といったネガティブな発言もネット上に出てきているそう。

OMG

果たして本当にそうなんでしょうか?

今回はデザイナーの立場から「いらすとや」のスゴさを説明してみます。

いらすとやのイラストが無料の理由

そもそもイラストをすべて無料にしてしまってメリットはあるの?と疑問に思う方もいるかも知れません。

もちろん「いらすとや」はボランティアで運営されているわけではなく、しっかり戦略が練られた上で無料公開されており、れっきとしたビジネスとして成立しています。

いらすとやの主な収益源は

  • GoogleAdsenseによる広告収入
  • LINEスタンプやグッズの売り上げ
  • 高解像度のイラスト販売

がメインと考えられます。

よくあるご質問 | いらすとや

LINEスタンプやイラストの販売などの直接的な商品の売り上げに加え、GoogleAdsense(グーグル・アドセンス)という広告配信システムを導入しています。これにより大きな収益を上げています。

GoogleAdsenseはGoogleが提供する広告のことで、サイトに訪れた利用者が広告をクリックすると収益が発生する仕組み。

今あなたが読んでいるこのブログにも採用されています。

「いらすとや」は知名度が高く便利なので、毎日たくさんの人がサイトに訪れます。当然訪問者が増えるほど広告がクリックされる回数が増えるので、イラストを無料で公開しても収益を上げ続けることができるというわけです。

もちろん一言に「訪問者を増やす」といっても、簡単ではありません。運営者のみふねたかしさんのたゆまぬ努力の結果ということですね。

いらすとやがスゴい理由1:商用利用OK。

いらすとやがすごいのは、商用利用がOKであるという点です。ぼくも何度か仕事で使用させていただいたことがあります。

著作権に関する細かい説明は省略しますが、我々デザイナーはイラストなどの素材確保も大切な仕事の一つです。

もちろん有料のサイトから購入したり、プロのイラストレーターに発注をしたりといったこともありますが、予算の少ないクライアントの場合は難しい場合も多いです。

そんな時に商用フリーで使用できるというのは大変ありがたい存在。上記の記事では「自治体はもはや常連」と書かれていますが、そもそも自治体には潤沢な広告予算はありませんし、お金の使い方にも非常にシビアです(税金ですから当然ですが)。

こうした背景から、イラストを無料で利用できるのはこれ以上ないメリットとなります。

注意
商用利用の場合、20点以上の使用すると有償となりますのでご注意ください

いらすとやがスゴい理由2:簡単に真似できない圧倒的物量

いらすとやには膨大な量のイラストがアップされています。同じようなサイトを作ろうにも、ちょっとやそっとでは追いつけないほど大量のイラストがすでにストックされており、しばらくライバルサイトの出現におびえる心配はなさそうです。

使う側からすると同じタッチで素材が揃うという点もポイントが高いです。

いらすとや登場前にもフリー素材のサイトはあるにはありましたが、イラストを何ヶ所ものサイトから集めるため、テイストが全く揃わないということがよく起こりました。

「誰が使うの?」という守備範囲の広さ

ネットで話題になったニュース等をすぐさま素材にして公開してしまうフットワークの軽さから、たびたび話題に上がります。

水を吐くフグのイラスト

ここまで有名なサイトになると注目度も非常に高いですし、面白いイラストがアップされると、それだけで話題になります。

その結果さらに利用者も増え、収益の増加に繋がるという訳ですね。

「いらすとや以前」のフリー素材ってどんなのだった?

OMG

あの、ここまでは前フリなんです。すいません。

「いらすとや」がなぜここまで大きなシェアを取れたのか。

その答えは一言で「ライバルが居なかったから」です。

ここで「いらすとや」登場以前の商用フリー・無料素材界の雄「クリップアートファクトリー」の素材をご覧いただきたいと思います。

www.printout.jp

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OMG

クセがすごいwww

しかもアノRICOHが運営しています!もっと頑張ってと言いたいw

商用OKとはいえ、このクオリティはなかなかスゴくないですか?使うのにかなり躊躇してしまいまいますw

パソコンがデカすぎますw

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中には普通に使えそうなのもあるのですが、やはりいらすとやと比べてしまうと、現在の「いらすとやだらけ」の現状は必然とも言えそうですね。

でも、たまにはクリップアートファクトリーの素材も使ってあげて下さいね。

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いらすとやのように最初に無料で公開して集客してからマネタイズしていくという手法は「フリーミアム」と呼ばれています。

「いらすとや」のビジネス戦略はまさにフリーミアムと呼べると思います。こうした無料から始まるビジネスは今後も大きな可能性を秘めているといえます。

イラスト素材に限って言えば、いらすとやとは異なるテイストの素材を無料公開すればまだまだビジネスチャンスはあルノではないかと思います。

【続きを書いたよ】

「いらすとやが画期的な話」をもう少しくわしく掘り下げて説明します

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