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好きな事よりも、『得意な事』を仕事にするべき理由。

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現在あなたは好きなことを仕事にしていますか?

世の中にはたくさんの仕事がありますが、この質問にYESと答えられる方は実は少ないのではないかと思います。

多くの人は好きなことを仕事にしたいと考えていますが、それを実現できる人は少数派です。
この記事で紹介するテーマは「好きなことを仕事にするべきか」です。

先に結論から述べると、ぼく自身は好きなことを仕事にするべきではないと考えています。

それよりも『得意なこと』を仕事にするべきです。

[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]

  • 好きなことと得意なことの違い
  • 好きなことを仕事にする大変さ
  • 得意なことの見つけ方

[/list]

について書いていきます。

ちなみに自分は学生時代就活を一切していませんでしたが、現在は自分の志望していたデザイナーという仕事をしています。

もちろんデザインは好きなのですが、それ以上に「得意なこと」だったからです。

「好き」というだけで仕事になるほど世の中は甘くはありません。個人的には好きというだけで仕事を決めてしまうのは動機として弱いと感じています。

その理由を順を追って説明して行きます。

目次

「好きなことを仕事にする」という基準は曖昧。

「好きなこと」という表現は実はすごく曖昧です。

突然ですが、ぼくはカレーが大好きですがカレー屋ではありません。

たまたまカレーを例に取りましたが「カレー好き」の中には

[list class=”li-accentbdr strong”]

  • おいしいカレー屋さんがあると聞くと食べに行かずにはいられない人
  • カレーが好きすぎて自分で作ってしまう人
  • 未知なるスパイスを求めてインド中を旅している人

[/list]

というように好きのレベルがまったく違う人たちが「カレー好き」を名乗っています。

単純に「好き」という理由だけで仕事にしてしまった場合、そこには全く次元の違うプロ中のプロみたいな人がゴロゴロいます。

カレーに対するアプローチ方法はもちろん情熱や愛情もケタ違い。

ただ好きだからという理由だけで広い世界に飛び出すと確実に負けます。

カレーを仕事にしたいのであればもっと戦略を練って「自分が勝てる場所」で勝負する必要があります。

得意なことを仕事にするメリット

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自分が勝てる場所とは「得意な分野」であることがマストです。

とく‐い【得意】
[名・形動]
1 自分の思いどおりになって満足していること。「得意の絶頂」⇔失意。
2 誇らしげなこと。また、そのさま。「得意な顔」「得意になる」
3 最も手なれていて自信があり、じょうずであること。また、そのさま。得手(えて)。「得意な競技種目」「得意中の得意」
4 いつも商品を買ってもらったり取引したりする相手。顧客(こかく)。お得意。
5 親しい友。

得意(トクイ)とは – コトバンク

特に3つ目の「最も手なれていて自信があり、じょうずであること。また、そのさま。」

この言葉にすべて集約されていますが、自信があり、人よりも上手なことを仕事にすれば成功する確率は高まるのではないでしょうか。

さらに仕事である以上、当然会社やクライアントに利益をもたらす必要があります。

好きなことを仕事にするとつらい理由

好きなことだけにこだわっていると様々な弊害が発生します。自分の経験談として、デザイン業界での話を例にとってみます。

①理想と現実のギャップに心を折られる

デザイナーと聞いてみなさんはどんな仕事を想像されるでしょうか。

毎日のように大手企業の重役を前にしたプレゼンを行い、誰も考えつかなかったイケてるアイデアでみんなを驚かせる。モデルや芸能人とも知り合いで、オシャレで仕事もプライベートも充実しまくってる。

みたいなのを想像しましたか?

しかし現実は残念ながら異なります。

そんなドラマの中に出てくるようなデザイナーは全体ごく少数。第一に人を驚かせるアイデアなんてそう簡単に出てきませんし、
毎日パソコンの前で栄養ドリンク片手にげっそりしながらアイデアを絞り出しています(笑)

[say]実際はとてつもなく地味な作業の繰り返しなんです。[/say]

新人デザイナーはまずその理想と現実に打ちのめされて「想像とは違った」と辞めて行く人がたくさんいます。
これはデザイン業界に限ったことではなく、どんな世界にも理想と現実があり、すべてがイメージ通りなんて言うことはあり得ません。

現実を見ましょう。

②好きではない事に対して消極的になってしまう

「好きか嫌いか」だけでものごとを判断するのはとても視野が狭いといえます。

好き嫌いで判断すると、当然取り組み方が全く違ってきます。

[list class=”list-raw”]

  • この仕事は好きだから気合を入れよう
  • 嫌いな仕事だから気分が乗らない・・・

[/list]

これではプロとは呼べませんよね。

誰しも勉強やスポーツで難しい課題にチャレンジすることで苦手を克服し、レベルアップした経験があると思います。

逆を言えば「嫌いな仕事ほど進んでやろう!」と意識する方が、成長は早いですし、周囲からの評価も得られます。

苦手な事に果敢にチャレンジしている若手に対しては、周りもフォローしてくれるはずですし、自分が後輩を指導する立場になった時、同じ事をしてあげる事ができるいい上司になれます。

好きな事だけにこだわって、嫌いなこと、興味の無いことに消極的では成長は望めません。

最初は苦手だったけど、努力した結果、得意になることもたくさんあるはずです。

得意な事を仕事にするメリット

繰り返しになりますが、得意なこととは、「最も手なれていて自信があり、じょうずであること」です。

これは「好き」という言葉よりもずっと具体的です。

理由は「自分の中に明確に基準が存在するから」です。

人と比べてどうこうではなく、自分が得意な事です。

上記のカレーが好きな人の例えで言うと、
[list class=”li-accentbdr strong”]

  • カレーの味を表現するのが得意だから…カレー屋さんを紹介するガイドブックを作った
  • 自分で作るのが得意だから…街一番の美味しいカレー屋さんをOPENさせた
  • 未知なるスパイスを見つけるのが得意だから…新しい概念のカレーを発明した

[/list]

となります。三者三様ですが、皆カレーが本当に好きであり、自分の得意な事を仕事にしました。

得意分野で生きるという事は、『自分の能力を最大限発揮する』という意味に置き換えられます。

[memo title=”MEMO”]得意な仕事=能力を最大限に発揮できる仕事[/memo]

好きとか嫌いで仕事を決めてしまうより遥かに可能性が広がります。

自分は何が得意なのか?その問いにじっくり向き合うべきです。

得意な事が複数あるなら、それを組み合わせて全く新しい仕事を生み出す事だってできます。

周りと比べて自分の得意なことのレベルが中途半端だなと感じても、その知識やスキルを必要としてくれる会社は必ず存在します。

「自分の中に明確に基準が存在する」からこそ、足りない部分が見えてきます。

得意なことの見つけかた

自分の得意なことを答えられない方も案外多いのではないかと思います。
そんな時は「誰かから褒められたこと」を思い出してみてください。

[list class=”li-accentbdr strong”]

  • 絵が上手い
  • 計算が人より早い
  • 手先が器用
  • 特定の分野に関して人より知識がある

[/list]

など、誰でも人に褒められた経験があると思います。
自分自身は特に意識していなくても、周りの人から見ればすごい事だったりします。

人が苦手なことができるというのは大きな価値になります。

得意なことを仕事に活かすには?

得意なことが分かったらそれを活かせる場を探します。
仕事に置き換えると【需要がある場所】を探すことです。

例えばペットボトルに入った水を売るのに

  1. 暑い砂漠のど真ん中
  2. 山の湧き水の前

どちらがたくさん売れるでしょうか?

もちろん砂漠の真ん中ですよね。みんな喉が乾いており、水が手に入りにくい環境だからです。
これが需要がある状態。こうした場所を探すことができれば得意なことを活かすことができますね!

イラストや写真など、クリエイティブなことが得意ならSNSなどで得意なことを発信するのがおすすめです

まとめ:得意なこと×好きなこと=理想の仕事

仕事として長く続けていくなら「楽しく働きたい」と考えるのは自然なことです。
そうなるとやはり好きでな仕事であることも大事な要素の一つ。

さらに自分を必要としてくれるフィールドで仕事ができれば幸福度は高まります。

ぼく自身、今まで生きてきて、デザインが唯一得意なことでした。
もしこの業界から弾かれてしまったら、何がやりたいとか一切考えていないので、まさに「背水の陣」ですね。

だからこそ、しがみついてでも必死に生きてみよう!という気持ちで望めるし、その想いが自分の今のポジションを確立したといえます。

  • やりたいことが見つからない
  • 必要とされる仕事がしたい

と考えていればまずは「得意なこと」を活かすことを考えてみてくださいね!

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