[H29.2.3更新]
レイアウトの変更、加筆、修正を行いました。
「レビューの書き方」の章を新たに書き加えています。マネタイズのご参考にどうぞ。
継続は力なりとは分かっていながら、コツコツ続けるっていうのはすごく難しいことです。特にブログの更新は一人で行うため、結果がついてこないとその意味を見出せずにやめてしまう人が多い世界と言えます。
このブログを本格的に書き始めて約半年、これまでに学んだ続けられるブログ、自分だけのオリジナルコンテンツを書くコツをすべて公開します。かなりの長文ですので時間のある時にお読みください。
- 当ブログのスペック(6/13〜9/20まで)(6/13〜H29.2/3まで)
- どんなテーマでブログを書くのか
- SNSを通じて先人に学び仲間を作る
- 無限に書けて他人がマネのできないコンテンツの作り方
- [追記]レビュー記事の書き方とブランディングの重要性
- 最後に
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はじめにお断りしておきますが、本エントリでは、あくまで堅実にコツコツとブランディングを構築しながら、どんなブログを書いていけば良いのか。
そして継続して書くにはどうすれば良いのか、と言ったたいへん地味なエントリーです。また、1日1記事、3か月で100記事書け!といったアドバイスもありますが、半年以上運営していてもまだその半分にも満たない記事数です。
1日1記事はとてもじゃないけどムリ!という人にとっても再現性は高いのではないかと思いますので、長い目で見てブログの収益化を目指していこうとする方に向けて書きます。
当ブログのスペック(6/13〜9/20まで)(6/13〜H29.2/3まで)
初回更新日:6/13
記事数:45→82
読者数:141人→432人
トータルPV:37958→約32万
収益:非公開
月間PVの推移(はてなカウンターより)
6月:?(はてなpro未契約)
7月:2646
8月:19093
9月:91428
10月:38757
11月:30576
12月:68393
1月:68550
具体的な収益額は伏せていますが、こんな感じです。
ゼロから始めてここに至るまでをお話しします
どんなテーマでブログを書くのか
ブログを始めるにあたって、テーマ選びは最重要事項です。
思いついたまま何でも書き散らかすのは得策ではありません。
その場合、軌道修正が非常に困難になると考えられるからです。
現に【雑記ブログ】というジャンルは扱うネタの幅が広い為、参入者が多くかなりのレッドオーシャンです。新しいブログが生まれては消えていくのがこの雑記ブログが多いように感じます。
言ってしまえば誰でも参入できるため個性の出しにくいジャンルとも言えます。
雑記ブログのジャンルで生き続けるには、常に色んなことに興味を持ってアンテナを張り巡らせて、ネタを見つけたらライバルよりも先に即座に書いてアップする
といった芸当が必要になります。トレンドワードは常にライバルとのパイの奪い合いであり初心者が参入するには敷居が高く、収益面での再現性も低いです。
しかし特殊な情報網や、24時間いつでも更新できる根性や自由な時間があれば戦えるチャンスは十分あるでしょう。
ぼくの場合は自分のこれまでの経験上、どうせ飽きたらやめてしまうことが分かっていたので、テーマ選びについては「続けやすいテーマ」を第一に考えました。
シンプルに「自分の好きなこと」について書いています。デザインを仕事にしていますので、仕事上での考え方や技術的なノウハウであれは、ブログの為にネタを仕入れる必要はありません。また、ニーズもあると思ったのでデザインに関連することを主軸として書いています。
読者の役に立つ
これも当たり前な話ですが、「読んで意味のある事」が必須条件です。読んだ人が役に立った、笑えた、泣けた、考えさせられた...などブログをキッカケに読者に何かを訴えかけなければ収益化はまず望めません。
自分でブログを書くようになって、他のブログを読む機会もとても増えました。知識や見識を広げてくれるブログにも出会いました。
しかし一方で「何が言いたいの?」とか「わざわざコレをブログで発信する意味ある?」とか「専門サイトでもっと詳しくまとまってるやん」といった中身ペラッペラなブログが多いのも事実。読まれるブログの共通点は「ここでしか読めないオンリーワンな内容」です。(鳥山明先生の作品が読めるのはジャンプだけ!みたいなやつです)
とにかくコンテンツファーストを意識して行うべきと考えます。
他者との差別化を図る
ここでしか読めない文章にさらに付加価値をつける為に必要なのが「差別化」です。
当ブログの「大阪のおっさんが教えるAdobe photoshp」というシリーズを例にお話しします。
これはいわゆるハウツーモノの記事をおっさんがコテコテの関西弁で説明していくというコンセプトです。すでにPhotoshopに関するハウツーブログは星の数ほどあります。
そして自分よりも技術が上のブロガーもそれはもうたくさんいます。こうしたスキルフルなブロガーとはまともに勝負して勝ち目が無いのは誰が見ても明らかです。
そこでおっさんを登場させたわけです。
おっさんのキャラ設定
口が悪く下ネタ好きで、声がやたらデカイ、いつも怒り口調。しょーもない顔文字を多用する→(^ω^)。だか本当に役立つテクニックを初心者にもわかりやすく教えてくれる。語調がキツいのは愛情の裏返しで、失敗しがちな所や重要な部分は何回も説明してくれる。
おっさんのキャラクター設定はこんな感じになってます。
何の変哲もないコンテンツを他と差別化させる為の施策です。
書く上でもうひとつ気をつけているのがふざけてるけど、作るモノのクオリティは高い。という点。以外とそういうギャップに「面白さ」が潜んでいます。
また、流行のデザインばかりを取り扱うのではなく、基礎的で応用が利くテクニックを中心に紹介しています。これには初心者がこの先も長く訪れてくれるようにとの意図があります。また、堅苦しい説明口調ではなく、楽しみながらレベルアップできるように工夫をしています。
このシリーズは、はてブのみならず色んな所で取り上げていただき、有名デザインサイト、『webクリエイターボックス』のtwitterに拾われた際には一記事で4000PVほどの流入がありました。
まさに「ここでしか読めない記事」を意図して書いた結果だと考えています。
Photoshop:ライブのフライヤーなんかに使える『汚し』のテクニックまとめ_Photoshop Lesson07 https://t.co/I1UKOAvnaK
— Webクリエイター ボックス (@webcreatorbox) 2016年9月5日
自分の経験をもとに記事に説得力を持たせる
ブランディングを行う上で大切なのが「キャラクターの設定」です。ぼくは顔や実名などは出していませんので【○○系ブログの人】といったキャラクター設定が必要と考えました。自分の場合は、デザイン・アートに関するブログの人といった具合になると思います。
その上で自分にしか書けない記事となると、下記の「センスの磨き方」という記事。ぼくがこれまでデザイナーとして仕事をしてきた上で得た集大成的な考え方を書いたものです。
ひたすらセンスの磨き方を学び、追求してたどり着いた一つの答え。どこの本にも書かれていません。とても説得力があるものが書けたのではないかと思いますし、たくさんの人に共感してもらえたと思います。
その証としてブクマもたくさん付きました。これは一記事で9000PVほど。
未だにたまにブクマが付きます。もちろんこうした記事はそう何本も書けませんが、自分のブランディングを明確に示すコンテンツとなっています。これ以降読者数もぐっと増え、1日の平均PVの底上げにつながりました。
「どんなテーマでブログを書くか」のまとめ
- 読み手にとって有益なことでなければならない
- 自分にしか書けない説得力のある文章を意識する
- さらに差別化して「独自コンテンツ」に磨き上げる
次の章では続けるコツを書いていきます。
SNSを通じて先人に学び仲間を作る
ほとんどのブロガーはtwitterを活用していると思います。
しかしtwitterを発信するだけのツールにしてはとてももったいない。一方通行ではなくコミュニケーションを意識して運用すると良いと思います。@omgoxorg
そこで重要なのが先輩ブロガーの存在です。
開設当初はアクセスも全くなく、非常に孤独な作業を強いられます。わからないことや不安なこともたくさん出てきます。そんな時はtwitterを使って先輩ブロガーに尋ねてみましょう。
先輩方は初心者にとても優しいです。みな初心者から始まっているからでしょう。その大変さも身をもって知っているからです。
普通なら商売敵には自分の手の内は明かしたくないものですが、驚くほど親切に教えてくれますし、アドバイスをくれます。思い切って質問してみると良いでしょう。
ぼくも答えられる範囲でお答えしています。
また、ブログ上では運営に関することは記事にしない主義です。
(ブロガーのためにブログを書いているわけではないので)
しかしtwitterでは割とカジュアルに収益やマネタイズに関することを呟いています。ブログは不特定多数に開かれたもの、twitterは中の人がどういう人物なのかを説明する場所と位置づけています。
仲間を見つける
これは互助会メンバーを探せとかそういう意味ではありません。念のため。
同じ時期にブログを始めた人や参考にしたい人、自分より少しだけレベルが上だなと思う人など、気になったらどんどんこちらからコミュニケーションを取っていきます。
ブログという孤独な作業を共に頑張る同志を見つける目的です。
少しでも孤独感を解消できますし、切磋琢磨しながら、分からないことなどを互いの経験や知識を持ち寄って解決することができる人が身近に居ることはとても心強いです。
発信するべき場所はブログの外
twitterやブログ内で仲間がたくさんできると、そっちの交流がとても楽しくなってきます。しかし収益を出す上で大事なことはブロガー以外の人に読んでもらうことです。
そうです。ブロガー仲間は広告を見てくれません!
事実本エントリのようなブロガー向けの記事は、驚くほど収益性が低いと言うことを書き添えて置きます
本当の読者はブロガーではありません。これすっごい重要です。
一般読者に向けて書く。それが他のブロガーに話のネタにしてもらえれば拡散していきますし、この形が一番理想的だと考えます。
当ブログで収益が上がった記事は、ブクマが多く付いたものよりもFacebookで多く拡散された記事でした。
ブクマの数も重要ですが、あくまで拡散へのあしががりと捉えるべきです。
ここまでのまとめ
- 先輩には自分から教えを乞う(リスペクトを忘れずに!)
- 切磋琢磨できる仲間を作る
- 本当の読者ははてなの外にいる
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無限に書けて他人がマネのできないコンテンツの作り方
ブログを継続する上で一番の障壁が「ネタ切れ」です。
ブログ開設当初、なんとかネタ切れを起こさず書き続けられるテーマはないものか・・・と考えました。
そして生まれたのが上記のPhotoshopのハウツー(最近かけていませんがね)
これは仕事で得たリソースをエンタメ化させているに過ぎず、デザイナーの仕事をしている限り無限に書けます。
そしてある程度のクオリティと強いキャラクターを確保してしまえば他人にマネされることはありません。自分のオリジナルコンテンツといえます。
そしてもう一つ。「むずかしい説明は要らないアート」というシリーズがあります。
これは誰も知らないけど素晴らしいアートを「難しい説明抜きで」世の中に発信するというコンセプトのもと、自分が世界中のギャラリーなどから探してきたアートを紹介する記事。
そして作品の無断使用はせずアーティスト本人に許可を得ることで説得力を持たせています。
確かにリサーチには相当な時間を要しますが、アートが生まれ続ける限りネタが切れることがありません。無限に書くことができます。
そして完全に趣味なので苦にならないし、自分のオススメの作家が世の中に認知される瞬間は快感です。そして自分のセンスで選んでいるわけですから、こちらも上記同様にマネされる心配がありません。
そして現在、いくつかの記事で作家の名前の単一ワードで検索上位を取れています。特に海外作家の場合は、本人の許諾を得て日本国内で紹介しているブログはないと思います。
まさにここだけでしか読めない記事というわけです。
しかし、検索上位が取れてるカラクリは“検索ボリュームが少ない”(ニッチなテーマである)ことに他なりませんが、アーティストが作品を生み出し続ける限り、ある日突然売れるという事はままある事。
その日までに仕込んでおくと言ったイメージです。いわゆるロングテール。
そしてある日突然Facebookなどでバズったりするので面白いです。
このように、あらかじめマネされる心配のないネタをいくつか用意しておきます。
それがネタ切れせず無限に書ければ、あとはクオリティと更新頻度を確保するだけで良いため、精神的に非常に安定した運営ができます。
こうしたネタは多ければ多いほど良いでしょう。
ではそのネタをどう見つけるか。という問題ですが、これはやはり『好きこそ物の上手なれ』という一言に尽きます。
毎日行う仕事の事、自分だけが知っているマイナーな情報、突き詰めまくった趣味の世界・・・無理なく続けられ、ネタ切れがないテーマは誰でも一つや二つ必ずあります。
大して面白くないと感じるテーマであれば、アイデアでエンタメ化する。大阪のおっさん口調で書いてもいいと思います。笑
この章のまとめ
- マネされる心配のない無限に書けるテーマを複数見つける
- 自分だけが知っている情報には必ずニーズが存在する
- 面白みが無ければ無理やり「エンタメ化」する方法を考える
[追記]レビュー記事の書き方とブランディングの重要性
新たに追記する部分は、マネタイズに関する話。
当ブログでは現在、レビュー記事をたくさん書いています。もちろんこれは収益が目的のひとつなのですが、これにも戦略性をもって取り組んでいます。
自分が何者かを明確にする
ここまでじっくり読んでいただいた方には、ぼくがどういった考えのもとでブログを書いているのかを理解してもらえていると思います。
コレまで行ってきた数々の施策は「土台作り」です。
分かり易い例え話をひとつ
A:現役パティシエが選んだコンビニスイーツベスト10
B:オススメのコンビニスイーツベスト10
2つの記事のうち説得力のあるのはどちらでしょうか
答えはもちろんAですね。
レビュー記事を書く上で重要なのは「書いた人が何者なのか」です。
ぼくはこれまでの記事で自分がどういった考えを持っているのかを明確に説明できるコンテンツを書いてきました。
すると読んでくれる方の中には「この人がオススメするならきっと良いものなのだろう」というような感覚が芽生えます。結果として購買につながるケースが多数あります。
この記事は「買ってよかったもの」というキーワードで1ページ目をずっとキープしています。UP直後は一瞬1位も取れていました。
試しに検索してもらうと、その他のライバルは100万PVブロガーや100個近く商品を紹介しているブログなど、かなりの強豪。
こちらの記事が6つしか商品を紹介していない点、またドメイン的にも他の方よりもかなり弱小な点であることを踏まえても健闘している方ではないかなと思います。
もう一点、レビュー記事に関して大切なことは本当に使ってオススメできるもののみを紹介するということです。
売りたいからと言って何でも良いわけではありませんし、使ってみて本当にオススメできる商品は、そうでないものと比べて、明らかに中身が濃いものになるはずです。
そしてそれが実際売れた時にはとても嬉しいですし、ブログの醍醐味のひとつでもあるかと思っています。
物販のASPに関してはもしもアフィリエイト一本に集約しています。
楽天・Amazonの売上げが一元化できるので管理が非常に楽です。
また、「W報酬精度」という月ごとの総売り上げの10%が加算されるボーナスが非常に強力。
登録しておいて損は無いでしょう。カエレバとの相性も良いので気に入っています。
[追記終わり]
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最後に
繰り返しになりますが、ブログを書く上で一番大変な事は「続ける事」で間違いありません。
そして読者に響かないブログには価値がありません。
ぼくはブログを始める時このような事を考えながら書き始めました。
この記事がこれからブログを始めようと考えている人、イマイチモチベーションの上がらない人の参考になれば嬉しいです。
自分も孤独に悩んでいた時、先輩方に色々と助けていただきました。少しは成長できたかなと思うので、次は自分の経験が役に立てばと思い、これまでやってきたことのすべてを公開しました。
ネット上にはさまざまなブログ運営に関する情報が溢れています。
しかしそれは全てが再現可能なものではなく、自分に合った運営方法は、結局のところ自分で編み出すしかありません。
特に初期段階は孤独で辛い作業をコツコツ進めなくてはいけません。しかし、コンセプトや独自のコンテンツを事前に準備しておけば、困ることは少ないと思います。ぜひとも『自分にしか書けないブログ』にチャレンジしてみて欲しいと思います!
【すべて公開した後に起きたことをすべて公開しました】